(ansible 2.1までは)ansible_managedを使うと毎回changed扱いになる可能性がある

以下の話題はansible 2.2以降では修正されています。 https://github.com/ansible/ansible/pull/18094

ansible_managed

ansibleのtemplate内で {{ ansible_managed }} とすると Ansible managed: {file} modified on %Y-%m-%d %H:%M:%S by {uid} on {host}的なおしゃれな文言を埋めてくれる機能があります。ファイルの先頭にコメントとして付けておくと既にansibleで管理されているファイルなのか、元から入っているファイルなのかわかりやすくなる効果があります。*1

ところがデフォルトで入っているこのdatetimeの部分が曲者で、ファイルの内容が変わったかどうかをチェックしていたりはせず単にファイルの修正時刻をフォーマットするだけなので、git checkoutやcloneなどの操作で容易に内容が変わってしまいます。もちろんconfファイルがchangedになるとhandlerが呼ばれてサーバーがリスタートされたりするわけでansibleの実行に無駄に時間がかかってしまいます。

http://docs.ansible.com/ansible/intro_configuration.html#ansible-managed をよく見ると書いてあることなんですが、知らなくて毎回changedになっているところがありました( ◜◡‾)

ansible.cfg[default]ansible_managed = Ansible managed のような静的な文字列を設定すればこの問題を回避できます。

設定例

[defaults]
ansible_managed = Ansible managed file, do not edit directly

この件について調べてみると以下のissue & PRで修正済みでした。(2.2には既にこの修正が入っています)

議論によるとdatetime以外のuidやhostも実行環境によって変わってしまうから除去したとのことでした。とはいえ2.2以降でさらに変わるかもしれないオーラがありそうです。

ansible 2.2にあげたいという気持ちが高まるという点ではansible_managedはおすすめ機能かもしれません!(?)

*1:自分の環境だとサーバーに潜ってファイルいじったりとかはしないので気休め程度ですが、一部だけ管理抜けてる・・?みたいなことに気づきやすくなるメリットがあります。(一行目にansible_managedが入っていることを仕組み的に強制できたりはしないので、結局安心できるものではないんですが・・)